
久しぶりに内野席で観戦しました。やっぱりいいですね。この投手とこのバッターの対決はどうなるか、ということに気持ちが行って、気がつけば試合が終わっていたという感じです(負け惜しみではなく)。
大差がついた試合でしたが、それでも見所はいろいろあるのが野球のいいところ。特に9回表、ショートゴロでヘッドスライディングし、アウトになるとヘルメットを叩きつけて悔しがるバファローズ平野選手のガッツには、スタンドからも拍手が沸いていました。
この日の平野選手は6回にデッドボールを受け、8回には送球が手に当り治療を受けています。
試合は終わったも同然ですし「無理をする必要はないのに」と思ってしまいますが、彼にとってはこのヘッドスライディングは当然のプレーで無理でもなんでもないのでしょう。
平野選手といえば昨年5月にマリーンズ戦でファウルフライを追ってフェンスに激突しそのシーズンを棒にふりましたが、復帰してすぐのあじさいスタジアムでも浅いセンターフライに果敢に突っ込んでいました。そのときも「無理をする必要はないのに」とひやひやしたのを覚えています。
そんなプレーの後の9回裏ファイターズの攻撃で、ワンアウト満塁バッター糸井。結果はあえなくファールフライでした。しかしそれもまた野球。一流の選手たちが必死にプレーするなかで、簡単にヒーローにはなれるわけはないのです。
さてそこで木元選手。
不調にあえぐ木元選手が打席に立つと、レフトスタンドのため息が内野席まで聞こえてきそうです。でも相手も必死なのですから、結果が出ないこともあります。苦しんでいるときに声援を送らないのなら、なんのために早くから並んでレフトスタンドに陣取るのでしょう。
未知の選手に過大な期待を寄せたくなるのもわかりますが、それはファームが離れたところにあるチームの悲劇だと思います。
一軍が日本シリーズをドラゴンズと戦っているとき、木元選手は宮崎でフェニックスリーグに参加しで真っ黒に日焼けしていました。
その悔しさは私たちファンには計り知れないものでしょう。
どうか木元選手、われわれを見返すようなプレーを!
<写真:送球が手に当り治療を受けにベンチに戻る平野選手>